第二部連載中。 ウラガーン史記に記された、その始まりの一節について描く。 英雄王と呼ばれるに至るヴィールヒと、彼を支えし十聖将。 国家と志と、精霊の巫女とが絡み合う中、彼らは古きものを打ち倒し、あたらしきものを作る。 古き時代に戦った大精霊と、龍。人の世になり、それらは眠りについた。人の、心のその内側に。 大精霊の翼は盾、龍の牙は矛。それらがぶつかるとき、星は雨となり、雨は血となり、地を濡らす。人はその滴の歌を奏で、そして聴く。 そして、彼らは、繋ぐのだ。 その怒りを、悲しみを、喜びを。 それは、さながら、暴れる風。
更新:2020/5/7
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